★現金振込には本人確認が必要 身分証明&現住所証明を忘れずに★

現金振込の本人確認

◆現金振込に過剰な本人確認を実施する銀行の愚 | 身分証の住所が古いと拒否される | 銀行で家賃の振込をするのにも一苦労.金融庁の利便性を犠牲にする銀行への指導&規制について◆

 


 

本日久しぶりに銀行の窓口に行ったんです.基本的にはATMとインターネットバンキングで事足りるので,銀行窓口に行くことは年に1度あるかないかなのですが,遠足気分で銀行にお邪魔してきました.入口で番号札を取って,窓口を見た最初の感想は「一昔前のJALの客室乗務員のようだ」です.窓口の女性はみんな40歳代以上に見受けられました.一般職の女性も長らく勤める時代なのでしょうね…若手行員はどこにいったのでしょう?

 

暗い気持ちになりながらも大して待たされることもなく,窓口に案内されました.ありがたいです.今回,マンションの部屋の敷金の振込をする必要があり,請求書がATM非対応だったので銀行窓口で手続きする必要があったのですが,この後30万円の振込をするのに実に不快な思いと苦労をしましたので,紹介したいと思います(愚痴らせてください(>_<)).

 

 

◆現金による「振込・現金送金」には身分証明による本人確認が必須◆

 

●10万円以上の現金振込&送金の際の手続き●

 

「いまさらかよ!」と突っ込まれてしまいそうですが,平成19年1月より10万円を超える振込や現金送金を実施する際には本人確認することを金融庁が金融機関に義務付けたそうです.きっと「振り込め詐欺」等への対策としての施策なのでしょう.

この点に異論はありません.ただ,振込をするのに別に書類を提出する必要があり,記載しなければならない内容は振込目的や職業等を問うものでした.なぜ自身のお金を動かすのにわざわざ目的や職業を報告しなければならないのでしょう? 実に面倒臭い手続きです.

たぶん銀行もこんなことやりたくないでしょうね.振込業務に不必要な個人情報をわざわざ紙面で書かせて保存するのですから,手間や管理コストがかかる.まったく馬鹿げた施策です.それでも不満は心の奥底に留めておいて(大人ですから),免許証を提示し,振込説明資料を記載して処理を依頼しました.

 

 

●本人確認書類には現住所が記載されていることが必須●

 

すると,お客様の免許証の住所が振込用紙に記載されている住所と異なるようですが? と質問されました.前回の引越しからまだそれほど時間が経っておらず,免許証の住所変更をしていないのです(だから敷金を支払う必要があるんです).と丁寧に説明しました.事実その通りですから.そしたらなんと「本人の住所が確認できないと振込を受け付けることができません」と返してきました.

ちょ…ちょっと待ってください.思わず噛みそうになりましたよ.免許証という身分証明を提示して,振込用紙は「都市再生機構」からのものであり,摘要には「敷金」と記載されている.そして宛名に私の名前と住所が記載されている振込用紙です.その振込用紙の住所が免許証の住所と一致しないから振込を受け付けることができないという.

丁寧に説明しました.それでも,頑として受け付けてくれません.振込をするためには,保険証かパスポートに現住所を記載して持ってくるか,住所を証明できるもの(住民基本台帳カード)を持ってこいという.もうね,怒りというか呆れてものも言えない状態でした.免許証を提示したのに本人確認ができないと言われ,振込ができない

心の底からウンザリした気持ちになりましたが,窓口のおばさまが悪いのではなく,金融庁と銀行のポリシーが利便性を無視し,杓子定規で過剰なセキュリティ対応となっていることが原因であるため,窓口で愚痴っても仕方がありません.別の銀行へ行くことにしました.すると,まったく同じ対応が繰り返される.大したもんです,金融庁の指導は.諦めて自宅に戻り,保険証に住所を記載して窓口に持っていったところ,やっと振込処理を実施して貰えました.

 

 

●家賃,学費,医療費 等の振込をする際の注意事項●

 

たまたま今回は,一度自宅へ帰り保険証を持って再度手続きをするという時間的余裕があったので事なきを得ましたが,これが緊急の状況であったらいかがでしょうか? 午後に銀行窓口を訪れ,当日中に振込を完了しなければならないのに,本人確認書類を持参していなかったり,免許証の住所が旧住所となっていることで手続きができない.加えて私は今回「家賃(敷金)」でしたが「学費」「医療費」など,振込用紙による支払は他にも想定されます.それが次のような状況では拒否されてしまうわけです.

大学の授業料を親が息子の口座(ネットバンク)に振込.息子はそのお金を持って銀行窓口に行き授業料の振込用紙を提示し処理を依頼したところ,免許証の住所が違いますので受付できかねますと言われる.そりゃそーだ.地元で免許を取って住所を実家のままにしている.そんな事態は多々ありますよね? 親は余裕を持って送金してくれていたが,自分が手続きを後回しにしており,振込期日は本日までとなっている.このままだと授業料の振込が遅れて面倒な事態にもなりかねない….

頻繁にある事態ではないですが,決して稀なケースではないですよね? 振り込め詐欺だかなんだか知りませんが,一部の可哀想な高齢者の保護のために,その他大勢の利用者が不便を強いられてはいないでしょうか? 本人確認を否定するわけではありませんが,免許証や保険証,パスポートの住所が現住所と違うから本人確認できないなどと拒否するのは本末転倒以外のなにものでもないと思います.だから金融庁様や銀行様にはもう少し柔軟な運用(難しいだろうなぁ…決まりだから)は期待できないので,規制を現実に即した形に変更していただきたい.例えば本人確認が必要な額を100万円以上に変更するなり,本人確認書類の住所までは求めない等,そんなところです.

銀行は行く度に嫌いになります.それでも,他人の金を預かって(運用して)利鞘や手数料をかすめとるビジネスは本当に魅力的なので,嫉妬心からくる妬みなのかもしれません.哀しいジレンマですね(苦笑).というわけで,みなさまも振込の際には本人確認書類と現住所を確認し忘れぬようくれぐれもお気を付けください.