★「イシグロ・カズオ」おすすめ&まとめ「ノーベル文学賞」★


ノーベル文学賞受賞作家のイシグロカズオ

日本のマスコミやネットでは、イシグロカズオ氏が日本人と呼べるかどうか、日本人のアイデンティティとは?で盛り上がっています(馬鹿みたい)。知りたいのは彼がどんな人物で、どの作品がおすすめかということではないでしょうか? 見るに堪えないテレビ放送、読むに堪えない新聞紙面、イデオロギーの議論が大好きなネット民と、酷い情報がまき散らされる中、まともな記事を見つけましたので、カズオイシグロ氏のノーベル文学賞の受賞を祝してまとめました。併せておすすめ作品を紹介します。

 

一番おすすめの作品は英国最高の文学賞であるブッカー賞受賞作

日の名残り (ハヤカワepi文庫)


日本人が知らない「カズオ・イシグロ」

●日本生まれの「英国人作家」がノーベル文学賞を受賞

 

→日本人が知らないカズオ・イシグロの素顔

 

・1954年11⽉8⽇⻑崎県⻑崎市⽣まれ

・1960年イギリス南部サリー州ギルフォードに移住

・両親ともに日本人だが英国の典型的な中流家庭の子弟として育つ

・1978年ケント大学(文学と哲学の学士号修得)

・1980年イースト・アングリア大学(クリエイティブ・ライティング修士号)

・イシグロ氏の作品にいつも現れるテーマは「記憶、歴史、自己欺瞞」



ノーベル文学賞カズオ・イシグロが語った日本への思いと村上春樹

●カズオイシグロが語る日本への思いと村上春樹

 

→ノーベル文学賞 カズオ・イシグロが語った日本への思い、村上春樹のこと

 

・好きな作家はチェーホフ、トルストイ、ドストエフスキー

・年を取るにつれてジェイン・オースティンのような若いときあまり好きでなかった作家が好きになってきた

・オースティンのすべての6冊の小説を立て続けに読んだが、本当に卓越した作家であると認識した

・村上春樹はもっとも興味ある作家の一人。ジャズのことを話す

・両親と電話で話すときはとても下手な日本語で話すが、日本語は5歳のときから凍結している

・1989年、35歳になった時に日本を旅行した

・イシグロカズオ氏の叔父は京都大学の教授、父は科学者

 



カズオイシグロのノーベル⽂学賞決定後の会⾒

●映画や演劇と異なり作家は孤独だがそこに意味がある

 

→ノーベル賞受賞を知っていたら、髪を洗っていた

 

・最初はノーベル文学賞受賞が本当なのか分からずにいた。出版社からも電話があり「受賞者が誰か聞いたか」と聞きいたが、「聞いていない」との回答であった。そのため、生放送の噂か何かだったのかと思った。その後、BBC(英国放送協会)から電話があって、「受賞についてコメントを」と聞かれ、初めて受賞は本当だと思い始めた。私は古いタイプで、BBCのニュースは信頼している記者を笑わせた。ウィットに富んだ回答が面白い。

 

・受賞会見:(ノーベル文学賞受賞は)まったく想定していない受賞だった。世界がこれまでの価値観や今の指導者たち、そして安全というものに対し不安を感じている中での受賞。このような名誉ある賞を受賞できたことが、たとえささやかであったとしても、この世のためになり、少しでも平和につながることを願っています」

 

・質疑応答では、どれも人間の本質に迫ろうとするイシグロ氏の一貫した姿勢と、その人柄を随所に感じさせるものだった。本記事はインタビューの全記録。

 



イシグロカズオのノーベル賞受賞会見

●ノーベル文学賞 受賞決定後の会見

 

 →イシグロ「何を忘れ、何を忘れまいとするのか」

 

・ジャーナリスティックな論評を書いたことはある。しかし、作家としての私の義務、仕事は、現在起きていることについて直接コメントをすることでは必ずしもないと考える。

 

・世界中に、恐らくどの国にも「埋めてしまって、なきものとしている暗い過去」がある。そして、自分たちにとって都合のよいバージョンの歴史を作り、その中で生きていこうとしている。現在、直面している多くの問題は、ここに原因があると考えている。

 

・ほとんどの人はみな忙しい毎日を送っている。恐らく世界の大きな問題について議論したり考えたりする時間的な余裕はあまりないでしょう。しかし、そうした問題について私たちが考えなければ、ある種、自動車事故のような事態に、私たちは向かってしまうのかもしれない。

 

・受賞されていない偉大な作家の方々に対して申し訳ない思いだと話しましたが、村上春樹氏の名前がすぐに私の頭をよぎりました。